車が水没したら車両保険は使える?台風・洪水・津波の補償を解説
2019/05/27
最終更新日:2026/8/24
近年、夏から秋にかけて、ゲリラ豪雨や台風による道路の冠水・浸水が増えています。
「駐車していた車が水没してしまった」
「仕事中に突然の大雨で道路が冠水した」
「会社の営業車や工事車両が浸水してしまった」
このような場合、気になるのが**「自動車保険で補償されるの?」**ということではないでしょうか。
今回は、台風や洪水などで車が水没した場合の自動車保険について、分かりやすく解説します。
車が水没したら車両保険で補償される?
結論からいうと、台風や豪雨による洪水などで車が水没した場合、車両保険の補償対象となるケースがあります。
例えば、次のような自然災害による損害です。
- 大雨による洪水・冠水
- 台風による浸水
- 高潮による浸水
- 大雨による土砂災害
- 強風による飛来物などによる損害
ただし、補償内容は契約している自動車保険や特約によって異なります。
「車両保険に入っているから、どんな水害でも大丈夫」とは限りません。
万が一のときに慌てないためにも、事前に補償内容を確認しておくことが大切です。
冠水した道路を走っていて車が水没した場合は?
ゲリラ豪雨などでは、短時間で道路が冠水することがあります。
「これくらいなら通れるだろう」と思って進入してしまうと、車が動かなくなったり、エンジンや電気系統などに大きな損害が発生したりする可能性があります。
冠水した道路は、水深が分かりにくいだけでなく、道路の側溝やマンホールなどが見えなくなっていることもあります。
そのため、冠水した道路には無理に進入しないことが基本です。
もし冠水した道路を走行して車が浸水してしまった場合でも、事故の状況によっては車両保険の対象となる可能性があります。
ただし、補償の可否は契約内容や事故状況によって判断されますので、事故が発生した場合は保険会社や代理店へ早めに相談しましょう。

車が水没すると、どのくらいの損害になる?
車は水に浸かることで、エンジンだけでなく電気系統や各種コンピューターなどにも影響が出ることがあります。
特に車内まで浸水してしまうと、シートや内装の交換なども必要になる場合があります。
一見すると「乾かせば乗れるのでは?」と思ってしまいますが、水没の程度によっては修理費が高額になることもあります。
また、修理できたとしても、その後に電気系統などの不具合が発生する可能性もあるため、専門業者による点検が必要です。

関連動画:【実験映像】水没した場所に車で進入するとこんなに危険 あっという間に止まるエンジン なかなか開けられないドア 車内には水が… | TBS NEWS DIG (1ページ)
車両保険に入っていれば、車を買い替えられる?
ここも注意したいポイントです。
車が水没して修理が難しい状態になったとしても、必ず新しい車を購入できる金額がそのまま支払われるとは限りません。
車両保険には、契約時に設定した保険金額があります。
そのため、
「今の車を買い替えるにはいくら必要か」
という視点だけでなく、
「現在の車両保険金額はいくらになっているか」
を確認しておくことが重要です。
車の購入から年数が経っている場合は、現在の契約内容を一度確認してみましょう。
地震による津波で車が水没した場合は?
もう一つ、注意したいのが**「津波による水没」**です。
台風や大雨による洪水と、地震による津波では、自動車保険での補償の考え方が異なる場合があります。
一般的な車両保険では、地震・噴火・これらによる津波による損害が補償されない場合があります。
そのため、
「車両保険に入っているから、津波も大丈夫」
とは限りません。
地震や津波による車両損害に備えるための特約が用意されている場合もありますので、心配な方は契約している自動車保険を確認してみましょう。

建設会社は「社用車の水災」も確認しておきましょう
建設業では、営業車だけでなく、工事車両や資材運搬車など、複数の車両を使用している会社も少なくありません。
例えば、
- 現場へ向かう途中にゲリラ豪雨に遭った
- 工事現場の駐車場が冠水した
- 資材置場に停めていた車が浸水した
- 大雨による洪水で社用車が水没した
といったケースが考えられます。
特に、河川の近くや低地にある工事現場・資材置場などに車両を駐車することが多い会社は注意が必要です。
「事故が起きてから補償内容を確認する」のではなく、災害が起こる前に、
どの車に車両保険が付いているのか
どこまで補償されるのか
地震・津波の場合はどうなのか
を確認しておくことをおすすめします。
大雨・台風シーズンに確認しておきたい3つのポイント
災害が多くなる前に、次の3点を確認しておきましょう。
① 車両保険が付いているか
まずは、現在加入している自動車保険に車両保険が付いているかを確認しましょう。
車両保険を付けていない場合、自然災害による車の損害が補償されない可能性があります。
② 車両保険金額はいくらか
車両保険が付いていても、設定されている保険金額が現在の車の価値に合っているとは限りません。
契約更新のタイミングなどに、保険金額も確認しておきましょう。
③ 地震・津波への備えはできているか
大雨や台風による洪水と、地震による津波では補償の扱いが異なる場合があります。
「地震や津波による車の損害にも備えたい」という場合は、加入している自動車保険で利用できる特約があるか確認してみましょう。

水害は「起きてから」ではなく「起きる前」の確認が大切
大雨や台風による車の水没は、いつ起こるか分かりません。
特に近年は、短時間に非常に激しい雨が降ることもあり、これまで水害の経験がなかった地域でも注意が必要です。
会社で複数の車両を所有している場合は、車両ごとに補償内容が異なっていないか確認することも大切です。
「うちの会社の車は、水没したら保険で補償される?」
そう思ったら、ぜひ一度、現在の自動車保険の補償内容を確認してみてください。
株式会社アクセルでは、横浜・関内を中心に、建設業・工事業のお客様の保険についてご相談を承っています。
自動車保険だけでなく、工事保険、賠償責任保険、労災の上乗せ保険など、建設業に関わるさまざまなリスクをまとめて確認することも可能です。
災害が起きてから「保険に入っておけばよかった」とならないために。
現在の補償内容に不安がある方は、お気軽にご相談ください。